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基本的な注意事項について
入稿いただく原稿はお客様の責任となります
お預かりした印刷データ(原稿)を、ご注文の通りの仕様で印刷・製本することが印刷会社の役割です。内容の校正や修正、表現について判断はいたしません。
受注基準を逸脱するもの、もしくはデータの明らかな不備に気がついた場合に連絡を差し上げていますが、内容全てに気がつけるものではありません。
印刷をお受けしても掲載内容を保証するものではありませんので、最終責任はお客様自身にあることを常にご承知ください。
不良品による責任の範囲は受注金額を上限といたします
納品した商品が当社の明らかな過失による不良品の場合は、商品の取りかえ・再製作、もしくは受注金額を上限とする対応をさせていただきます。
不良品による副次的に発生した損害に対して、一切の責任を負うことはできません。
副次的に発生する損害の算定はどこまでという範囲が難しく、関連経費や売上損失などの無限責任を負う可能性を持つことになれば、お安く提供することができなくなります。
以上のことから、受注金額までの有限責任とさせていただきます。
おがわ印刷の仕様について
同人誌作成が初めての方にもなるべく簡単に注文していただけるよう、とことんシンプルにしています。
掲載事項以外の印刷仕様にも対応できますので、その場合はぜひ一度お問い合わせください。
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本のサイズは「A5・B6」の2種類に特化
一般的な同人誌サイズのA5と、それより小ぶりなB6の2種類です。 -
用紙は「表紙はコートとマット、本文は上質紙」に特化
表紙はコート紙135kg、マットコート紙135kgの2種類です。
本文は上質紙55kg、70kg、90kg、110kgの4種類です。
kgの数字が大きいほど厚い紙になります。
詳しくは「同人誌作成が初めてのお客様へ」のページをご確認ください。
とじ方向「表紙を縦置きで見て、右綴じか左綴じ」
表紙を見て右側を綴じるときは右とじで、左側を綴じるときは左とじといいます。
一般的な同人誌はほとんどが右綴じです。
- 右とじ…
- 右から左へ文章を読む縦書きの原稿で使います。
漫画や小説などのほとんどが右とじですので同人誌も右とじが主流です。 - 左とじ…
- 左から右へ文章を読む横書きの場合に使います。
アルバムやお店のカタログなどが多いです。
製本方法「無線綴じ、中綴じ」
無線綴じ
背の部分をのりで綴じる方法で、コミックスや文庫本などでよく使われます。
ページ数は偶数設定で、厚みのでる冊子、本に適しています。
原稿作成時に背表紙の厚みも総頁数で何ミリか作成も必要となります。
中綴じ
背の部分を針金で綴じる方法で、雑誌やパンフレットなどでよく使われます。
ページ数は4ページ単位の設定となります。(4の倍数でページを準備します。)
原稿作成時に背幅の作成は不要ですが、ページ数が多くなると製本ができなくなることもあります。
コストが比較的安いのは中綴じですが、上記の通りページ数によって綴じ方法が変わる場合もありますので、わからない場合はぜひお問い合わせください。(利用予定の本文用紙と本文ページ数の情報を添えていただけるとご案内がスムーズです。)
- 本文がどうしても偶数にならない場合は、白紙(空白/なにも印刷がないページ)などを含めて偶数になるようにしてください。
フルカラー印刷
印刷で使う基本の4色が、シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)・ブラック(Key)で、それぞれの頭文字をとってCMYKと言います。
おがわ印刷での表紙データ作成の際は、このCMYKモードで設定したデータをご用意ください。
二次創作と著作権
マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラクターなどを題材とした二次創作作品を、原作の著作権者の許諾を得ることなく不特定多数へ販売することは、著作権侵害の恐れがあります。
現時点では著作権侵害は親告罪とされており、著作権者が告訴しない限り刑事責任を問えないことが、著作権者による二次創作同人誌の黙認に一定の効果を与えています。
ですが、訴えられると対抗できないグレーゾーンに位置していることは承知してください。
以下の事例では著作権侵害で訴えらえる危険性が特に高くなりますのでご注意ください。
- 著作権侵害として法的手段を行なったことのある企業の著作物を題材とする場合
任天堂、ディズニーなど - 著しく反社会的、もしくは過剰な性表現の作品で原作のイメージを著しく損なう場合
- オリジナル作品をそのままコピーしたようなグッズ製作の場合
- 二次創作物の販売規模が著作権者としても無視できない規模になっている場合
成人向け表現について
印刷会社は表現の自由を最大限尊重する立場で事業を続けておりますが、表現の自由が保障されているとはいえ、その表現がコンプライアンスや公序良俗に違反するような場合は、お手伝いすることができません。
認識は商業誌に準じるとしており、これが事実上の同人誌業界の標準となっています。
商業誌をめぐる状況が変化したと認められるため、同人誌における修正もより厳しくすることが求められます。
最新の状況をしっかりと把握されたうえで創作活動を行っていただくよう、お願いします。
印刷会社の判断基準は、即売会の基準や逮捕事例や裁判例等を参考にした、運用上の基準で発行を保証するものではありません。
発行責任と奥付
本の発行責任は、発行人であるサークルもしくは作者本人でしか負うことはできず、印刷会社はその代わりにはなれません。そして発行責任を表すのが奥付です。
即売会の主催者からも奥付の必要性を注意喚起されていると思いますが、奥付がないということは本人に悪気はなくとも、何かを隠さないといけないことがあるとみなされることが実際にあったからです。
奥付のない成人誌は、ブラックマーケットと結び付いている可能性があると、当局からみなされる危険があります。
奥付に記載する必須事項は以下5点ですので、ご入稿の際に記載漏れのないようお願いいたします。
- 本のタイトル
- 発行日
- 発行者(サークル名もしくは著者名)
- 発行責任者の連絡先
- 印刷会社名
特に発行責任者の連絡先は重要となり、本来であれば商業誌と同様に住所や電話番号を記載することが望ましいのですが、悪用の恐れもあるためメールアドレスかWEBサイトアドレスでも可能とています。
また連絡を取るために、会員登録を要するSNSのIDは連絡先としては不十分とされていますので、ご注意ください。
印刷をお断りするケースについて
どなたさまも、以下に該当するような印刷物はお断りさせていただきます。
- 刑法175条のわいせつ物頒布罪に抵触するおそれのあるもの
- 猟奇的・残虐な過激な表現がほとんどを占める作品
- 写真、商標、著作物をオリジナルのまま使用し著作権侵害のおそれのあるもの
- 実在する個人・団体を誹謗中傷し人権を侵害するおそれのあるもの
- 法令に違反した「危険文献」「反社会的文献」にあたるもの
- その他、社会通念上不適当と判断したもの